こんにちは、リハママです。
少し前に、アイス三昧の夏休みを送っていると書きました。
実はこれ、「アイスクリーム療法」です。
ただただ子どもたちが楽しい夏休みを送れたら良いな、という一心で買ってきたアイス。
夏休みが終わった今も、続いています。
アイスで冷凍庫が満杯だったので、ぶどうを冷凍保存できなくてジュースにしたというわけです。笑
さてそのアイスクリーム療法、我が家の場合、効果はてきめんです。
子どもたちがまぁ明るいこと!(前も明るかったけれど、さらに。)
本でアイスクリーム療法を知って、やってみたいような、心配なような、、、実際はどうなの?と調べてたどり着いてくださる方もいらっしゃるかと思います。
我が家の体験を記録しておきます。
アイスクリーム療法は認知行動療法
先日から参考図書として紹介させていただいている、
田中茂樹先生の著書「子どもを信じること」の巻末に載っているアイスクリーム療法。
田中先生が考案されたオリジナルの方法だそうです。
先生によるとアイスクリーム療法は
・すぐに実践できる簡単でユニークな「子どもを元気にする方法」で
・家の中を明るくする方法
・小言を言う親への認知行動療法
と言っても良いでしょう。
いずれにせよ、子どもを元気にするかなり有効な方法として紹介されています。
認知行動療法についてはこう説明されています。
なお認知行動療法とは、本人に問題を引き起こしている行動をあらためるだけでなく、ものの見方や考え方、感じ方などもより良い方向に修正していこうという心理療法です。
子どもを信じること より引用
アイスクリーム療法のやり方は?
では、アイスクリーム療法はどうやるのか??というと非常にシンプル。
冷凍庫が満杯になるくらい、沢山のアイスを買ってきて、「アイスはいつでも食べ放題だよ」と子どもに伝えるだけ。
もう。
えぇーーーーー!!!ですよね。親も子も。
いつでも、一日に何個でも、自由に食べてよい。
子どもにとっては夢のよう。絶対嬉しい。
そして、これまで真面目に子育てしてきた親御さんにとってみれば、めちゃくちゃ抵抗があるかと思います。。。
虫歯が、肥満が、栄養が、、、そんなことしたらご飯を食べなくなるのでは?
不安はいくらでも出てくるでしょう。
でも。
(2011年の初版の時点で既に数年に渡って実施されているという)田中先生のお子さん達や、この療法を試してみたお知り合いの方たちをご覧になっての前述の言葉。
アイスクリーム療法は子どもを元気にするかなり有効な方法
もうこれは、親自身の気持ちの変化も含めて、実際に体験していただくしかないので、是非やってみてください、としか言いようがありません。
ともかく、一週間もすれば、子どもにいろいろな変化が現れてきます。
子どもを信じること より引用
我が家もまだ1月足らずですが、確かに子どもたちの心の栄養になってくれているなぁと思います。
アイスクリーム療法をするときのコツ
効果的に行うために注意することとして以下のものが挙げられています。
・アイスは出来るだけ多くの種類のものを買うこと
・アイスを楽しんでいるときに小言を言わないこと
・条件を付けないこと
・片付けは親がすること
アイスは出来るだけ多くの種類のものを買うこと
箱ではなく、単品で色々なものを買う様にしています。
これは補充として追加で買ってきた物。
うちの子には季節限定の果物系が人気です。
買い物する私も、そろそろ新作出てるかな~~♪とウキウキします。
アイスを楽しんでいるときに小言を言わないこと
もう、そこで小言を言うならなんのためにアイスクリーム療法やっているのか??ですよね。
選ぶのに時間がかかっていても「早く決めて!アイス溶けるよ!」はご法度。
あーでもない、こーでもない、、と迷うのも子どもの楽しみです。
条件を付けないこと
「〇〇できたらあげる」「〇〇終わったらあげる」のようなやり方も、せっかくこの療法をするのならご法度。
なぜならアイスクリーム療法の目的は「無条件の幸福な時間の提供」だから。
外で色々なことがあっても、家に帰ればアイスが食べ放題(もちろん食べないのも自由)、というのが癒しになるのですね。
片付けは親がすること
これも理由は同じ。ここで例え子どもが食べっ放しでも、小言厳禁。
子どもがリラックスしてだらけていたら、むしろ大成功なのです。
約一か月アイスクリーム療法してみた感想
子ども達、前にも増してリラックスしているなぁという印象です。
明るいし、平和な顔をして美味しく頬張っている姿を見ると、少なくとも我が家にとっては合っていると感じます。
特に何の問題もありません。
いつでも食べられるという安心感からでしょうかね。また、たまたま抑圧が少なかったから反動が小さいのかも知れませんし、それならありがたい限りです。
実際、学校でも色々あるみたいですが、このアイスタイムが気持ちの切り替えに一役も二役も買ってくれているようです。
以下、実際どうなの?って気になることについて。
アイスばっかり食べるようになったのか?
アイスの暴食は特に無く、1日1個で満足している様子(今のところ)。食欲もあって、アイスを食べているせいでご飯が食べられないみたいなこともありませんでした。
本では、はじめのうちは日に何個も食べたりすることがあっても、段々落ち着いてくる旨が書かれていました。
太ってきた?
これも特にありません。
でも、親が太ってしまう例はあるようです。
私もきっと。。。子どもたちがそれぞれ「これ美味しいよ!食べてみて!」と分けてくれるので、ありがたく一緒に楽しみつつ、私は他で調整していこうと思います。
自己制御
気温や体調と相談して何を食べるか(今日はサッパリ系にしようとか、小さめにしようとか)決めているし、思っていたよりずっと自己制御する力が育っていました。
おなかを壊したとしても、その経験をもとに自分で何か考えるでしょう。
この件に関して余計な口出しはいらないのだ、と分かったことも収穫です。
もっと信用して任せて大丈夫。大きくなったんですね~。。。
今後の予定
ちなみにアイスへの執着も特になく、多分、9月でアイスクリーム療法はいったん終わる予定です。
というのも、子どもの方から「9月は暑いからまだアイス続けよう。涼しくなったら違うのにしよう?(ココアとかホットミルク)」と提案されたため。
季節に合わせて変わっていけば、単純に楽しみも4倍です。
きっとこのアイスクリーム療法は夏休みの楽しい記憶になってくれるはず。
無条件の幸福な時間を親子ともに味わえたことは私にとっても幸運だったと思います。