ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

株価暴落!!いつの間にかお金が半分になっていた話

 

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 ノンです。最近の株価暴落はひどいですね。
 この間最悪株価は1/3くらいになるかも、お金がもし1/3になったら大変だなんてお話をしました。

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 この間それを実感するような出来事がありました。なんといつの間にか自分のお金が半分になってしまっていたようです。今日はそんなお話。

 

 

カバンを買いに行ってみたら買えなかった。

相変わらず外出しないで家でボーっとしていたら電話がかかってきました。
「ノン様ですねカバン屋の〇〇です。ご依頼のカバンの修理が終わりましたのでご連絡申し上げました。」

 

そうだった。そういえば随分前に鞄が壊れたので直しに行ったんだっけ。

 

話はさかのぼること1か月前、10年来使っていたカバンに穴が開いてしまいました。
最初はカバンを買いなおそうと思ってカバンを買った店に行きました。

 

「いらっしゃいませ。」
「鞄に穴が開いてしまったので、買いなおそうと思ってきました。」
と壊れたカバンを店員さんに見せました。
「そうですか、少々お待ちください」


店員さんはしばらくして、僕の持ってきたカバンと似たようなものをいくつか持ってきてくれました。
「これなんかどうでしょうか?」
あ、これなんか使いやすそうだな、あ、これもなかなか
などとつぶやきながら手に取ってみたりしていました。

 

たまたま値札が目に入ったのですがその数字に思わず目をむいてしまいました。
「え、?〇万円?」
高えー。ともう一つのカバンの値札を見てみました。それも最初のカバンとほぼ同額の値段でした。その金額は10年位前に僕が鞄を買った時の倍以上の値段だったのです。
思わず店員さんにこういいました。

 

「すみません、これと同じようなかばんで△万円の物はないんですか?」
「申し訳ございません。これは海外製のものでお客様がお持ちのカバンのようなものとなるとどうしても〇万円くらいはしてしまうのです。」
「えー10年前に買った時は△万円だったのに?」
「申し訳ありません」

 

僕はがっかりしてうつむいてしまいました。カバンどうしよう?そんな様子を察した店員さんが声をかけてくれました。
「お客様、みたところお使いのカバンは修理できそうですよ。穴も小さいですし、修理だったら□万円くらいで済みそうですよ。
「本当ですか?ぜひお願いします。」
「わかりました。ただ替えの部分が海外からのお取り寄せになってしまうので1か月くらいかかりますがよろしいでしょうか?」


待ちます、待ちます、待ちますとも。店員さんによくよくお願いして店を後にしたのでした。

 

買えなくなったのはカバンだけじゃない。

 帰り道たまたま車のディーラーを通りかかりました。僕は車には乗らないのですが、むかし友達にのせてもらった車があったので思わず足を止めました。
 その友達とは色んな所に行きました。海に行くにも、山に行くにもその車はいつも一緒でした。その車を買う前その友達は数か月僕らとほとんど遊ばずアルバイトばかりしていました。

「この車120万円もしたんだぞ」
と胸を張っていました。そんなことを懐かしみながらその車を眺めているとまた値札が目に入りました。

「えー250万円?うそだろう。」
僕が学生だった頃から〇十年たちますが、それにしても高すぎだろう、これ。

 

 

日本価格と国際価格~日本人は貧しくなっている。

僕は道すがら考えてみました。お米や野菜はそれほど値段が上がっていない(僕は学生の時自炊していたのでわかります。)のにどうしてかばんや車がこんなに高くなっているのだろう。
 僕は一つの結論にたどり着きました。
「円の価値が下がっているのでは?。」


 お米と違って車や鞄は海外でも売っています。だから車やカバンはお米と違って国際標準価格と言っていいでしょう。お米や野菜は国内で売買が完結するので日本標準価格になります。

 車やカバンは世界中で売るので、日本の都合だけで値段が決まりません。そんなことをしたら車やカバンは日本で売らず海外で売りますから、車やカバンは世界中同じような値段になってしまいます。

 

 基本資本主義社会では経済成長に伴いお金の価値は低下するのですが、その分収入額は増えて豊かになっていきます。実際昔貧しかった中国人が最近春節等の休みになると日本の電化製品などを爆買いしていくことはよく耳にしているかと思います。
一方日本では何とかのミクスとデフレで経済成長の恩恵を受けられず給料も上がらず購買力が実質半分くらいに低下しているのです。

 

 要するに日本以外の人は豊かになったため、10年前のカバンの値段が倍になっても給料がそれ以上増えているので気にならないのですが、僕のような日本人は豊かにならないので10年前のカバンの値段が倍になっても給料は同じなので買えないということです。
 

びっくりしませんか、株価暴落の前にいつの間にか僕らのお金は半分になっていたのです。