こんにちは、リハママです。
お隣さんが満開のチューリップを飾っていて、春が来たように華やかです。
温室で育てられた特別成長の早いチューリップだと分かっているのに、ついつい自分の球根の成長が気になってしまった私。
・・・家庭菜園に限らず、こんなことは往々にしてありますね。
お隣さんはお花育ての名人
お隣さんはお花を専門に育てています。
いつも見頃になると玄関の前に飾ってくださるので、マンションのフロアーが華やかになるのです。
数日前に、2鉢のチューリップが飾られて「あら綺麗」と思うと同時に「えっもうそんな季節??」と驚きもしたのです。
それからは外出するたびに道端のチューリップの芽が気になること気になること。
自然と目が留まるようになりました。
我が家のチューリップ
普段は野菜をメインに作っていますが、今年は子どもたちの希望でチューリップの球根も植えています。
はじめに90球、追加で70球、合計で160球植えています。
ベランダで育てているので今は土から芽がちょっと顔を出しているくらい。
花が咲くのはずっと先のことです。
けれどどうしてでしょう。
立派に咲いているチューリップを見た後では、自分のチューリップが余計にちんまり見えてしまいます。
これがこの季節の当たり前の姿だから、何も心配することないのにね。
小さな成長を見つけよう
沢山の他のチューリップを見たからこそ初めて分かることもあるけれど、ずっと同じものを見ているから分かることもありますよね。
私のチューリップで言えば、道端に植えられているものと似たり寄ったりな成長具合。
取り立てて、病気にかかったとか、土の成分が足りないとか、虫の害が出ているとか、問題があるわけではなさそうです。
小さく見えてしまったけれど、ちゃんと大きくなっています。
1月の半ばに芽が出てきて。。
それから約1か月経った2月にはここまで大きくなりました。
なんだ、順調じゃないか。
むしろ、日当たりが限定されるベランダで無事に根を張ってくれたのですから、よく頑張ってくれていると思います。
ゆっくり芽を出せ
「ゆっくり芽を出せ」
これは、言語聴覚士の中川信子先生が御著書の中で使われた言葉です。
幼児のころにあんなに心配して躍起になっていたのはいったい何だったんだろう、子どもはそのときが来るとおのずと伸びるってほんとだわ、と痛感しています。まったく、園長先生のおっしゃるとおり「ゆっくり芽を出せ」だったんですね。
発達障害とことばの相談より引用
子育て中に心配になって相談をした時に、あたたかく返ってきたのが「ゆっくり芽を出せ」という言葉だったそうです。
もともと、食いしん坊の私が野菜ではなくなぜお花を育てるつもりになったかと言えば、子どもたちが「チューリップを育てたい」と言ったからでした。
初めて見るような種類の球根に出会い、子どもたちと寒い中一緒に植えて、張り切ってお世話をして、咲くまでの日をワクワクして過ごせる
もう既にこれだけの十分な楽しみをもらったのに、「小さい!早く咲いて?」なんて、求めすぎでしょう。
チューリップにしたら、たまったもんじゃありません。
何だよう!寒いベランダに植えたくせにー!温室用意してくれ~!!って愚痴もこぼしたくなるかもしれません。
学校では植物や動物に優しい言葉をかけるとすくすく育つよ、と教わっているようです。
「まだなのー?遅いんだから」って思うよりも、「楽しみに待ってるからね~」って見守っていく方が、育てるほうにも育つほうにも幸せをもたらしてくれるんじゃないかな。
少なくとも私だったらそんな言葉をかけてほしい。
そんなことを考えたのでした。