ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

夜中に続く激しい咳を止めてくれた、大きめ夜用マスクを手作りする

こんにちは、リハママです。

今日はなかなか治まらない咳を止めてくれた、我が家にとっての神アイテムについて綴ります。

やれることは全て対策したつもりでしたが、灯台下暗し。

結論から言うと、咳止めに効果があったのは「マスク」でした。

マスクは咳やくしゃみなどによる飛沫感染を防ぐのに使いますが、加湿効果もあるのでした。

基本過ぎてすっかり忘れていました。

この手があったか!!という気持ちです。 

大きめのマスクの作り方早よ、という方は目次から飛んでください。

夜中の咳が止まらない

いつの頃からか、夫がしょっちゅう咳をするようになりました。

コンコンコンコンコンコンコンコン止まりません。

はじめは風邪でも引いたかな?くらいに思っていましたがどうも違う。

 

特に夜、寝室で目立つので、寝具のほこりに反応しているのかな?と加湿空気清浄機を置いたり、掃除や洗濯に気を配ってみると、多少良くなったような、劇的には変わらないような??

 

乾燥?(でも加湿器つけてる)

ハウスダスト?何かの有害物質?(空気清浄機)

ストレス?(これはあるよね)

リビングとの気温差に反応?(かもしれない)

になっている?(なっているだろうね・・・)

まさか呼吸器系の重大な病気?(まさか・・・!)

 

お薬飲んだり漢方薬試したり、家中で加湿空気清浄機をフル稼働させたりと、色々試行錯誤してきました。

 

え、そんなの呼吸器内科で相談すればいいじゃーん。

 って思いますが、なかなか仕事休んで行けないのですよね。

 

ある程度の年になったら、みんな病院とかに通うためのメンテナンスデーが必要だと思うよ。うん。

 

で、咳をするって本来は身体の中に入った異物を出そうとしている重要な反応なのだけど、いっぱいすると苦しいんですよね。消耗して疲れ切ってしまいます。

体力が必要なのですよ、咳をするには。

(病院には咳のできないお年寄り、いっぱいいます。咳ができないと食べ物が間違って気管に入ったときに、うまく出せなくて大変です。肺炎を起こしてしまったりします。だから、咳嗽(がいそう)訓練といって咳の練習をするリハビリもあります。)

 

 夫も夜中に咳が続いてよく眠れなかったり、その咳の音で私や子どもたちが目が覚めたり・・・。

日常生活にも影響が出ていて困っていました。

 

マスクをして眠る

そんなある日、夫が今日はマスクをつけて眠る、と言いました。

もちろんナイトマスクの存在は知っていたし、加湿効果があるのも分かってはいたけれど、以前試しに使った時には寝ている間に取れてしまったり、鬱陶しくて。

でも今は咳で困っているわけだし、ふと思い立って、家にある普通のマスクをつけて寝てみることにしたのでした。

 

 

結果は・・・

 

効果絶大!(夫の咳の場合)

 

いつもと違って夜中に咳が出ず、熟睡できた様子!!

咳の原因は、多分、乾燥

加湿器もつけていたし、それで効果がないわけではないのだけれど、口と鼻を直接覆うマスクの加湿効果は絶大でした。 

 

 

でも、つけたのは普通のマスクだったので、耳が痛かったそう。

ならば、ナイトマスクを注文しよう、そうしよう。

 

ナイトマスクは割高

早速使い捨てのナイトマスクを買おうと探してみると、高いんですね。

健康と熟睡のためとはいえ、毎晩使うには、ちりも積もれば痛い出費。

 

 

じゃあ洗濯して使えるものを・・・

 

 

でも、口コミ見ても、サイズ感に不安。

 

 

それなら、家にある昼用の使い捨てマスクのゴムをビロビロに伸ばすか、交換する??

・・・何個も何個も面倒くさい。

 

えーーーい、もう、作っちゃえ!

布(ガーゼ)もマスク用のゴムも家にある。

というわけで、手作りでございます。

 

夜用の大きめガーゼマスクの作り方

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今回は夫用なので大きめに作っています。完成サイズで縦約11㎝、横約17㎝です。

鼻も口もすっぽり隠れました。
チェックの柄が表側の面、車の柄がガーゼ素材で口や鼻に当たる面になります。

布を切る

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表の布は縦18㎝、横24㎝に切る。

これはガーゼではなく普通の布です。

表裏も柄の上下もあまり気にする必要のない布を選ぶと楽です。

このグレンチェックは子どもたちに人気が無くて、毎回指名がもらえずに余っていたのを活用。

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裏のガーゼは縦18㎝、横40㎝。

40!長い!とびっくりしますが、半分に折りたたんで使います。

2枚の布をドッキング

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 表の布は横24㎝。半分にたたんだガーゼは横20㎝。

それを左右2㎝ずつ表の布が見えるように配置して、待ち針で止め、マスクの上下1㎝の縫い代で縫う。(表裏のはっきりした布なら、中表で合わせます。)

マスクの左右は縫わず、そこからくるりと布をひっくり返す。

写真はひっくり返した後、さらに布を落ち着かせるために上下に端ミシンをしたところです。

タックをつける

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アイロンで、折り目を付けます。

タックを作ると少し立体的になって呼吸が楽になるかと。

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子どもの昼用マスクにはきちんと測ってタック沢山入れていますが、これは夜用なので幅も適当に。

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折ったところ(タック部分)をミシンで数センチ縫う。

全部縫ってしまうとマスクが広がらないので注意。

紐を通す部分を作る

左右のチェックの布を2回折ります(三つ折り)。

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1回目。

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2回目。

これを待ち針で固定し、ミシンで縫っていきます。

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折り返した分、分厚くなっているので慎重に。

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返し縫も忘れずに。

ゴムを通して完成

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ゴムを通して好みの長さに結んだら完成です。

最初は長めに結んで(目分量)試着し、緩すぎたらもう少し結んで、と調節しました。

簡単ー。

 

 咳で困っている方には試す価値あり?

単純な作業で、しかもズボラ妻のいい加減な目測でも、特に問題なくゆったりマスクが出来上がりました。

長く続く咳で悩んだら、やはり専門の病院を受診するのが一番だと思います。

でも、少しでも楽に過ごせるようにお家でも何か工夫をしたいというときに、マスクを試してみるのも良いのではないでしょうか。もちろん、最初は市販の使い捨てで!(だって効果あるかわからないのにわざわざ作るのも、ねぇ)

長く使うのなら、洗濯して繰り返し使える手作りガーゼマスク、おすすめです。