結婚編:独身は本当は長生き?
医師の眼からみた老後の孤独対策
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こんにちは。回復期リハビリ病院で働くノンです。前回は独身であることのメリットをお話しさせていただきました。今日はもう一つのメリットについてお話しします。
独身は短命?。
「嘘だ」
反射的にこう言える人。一般的には正解です。特に男性の場合、独り身や離婚した人や妻に先立たれた人はそうでない人に比べて寿命が短いといわれています。でも女性の場合はかえって寿命が延びるとも言われています。
しかし、男性が短命だといわれているのは「これまでの男性」ということです。
これまでの男性は家事スキルがなく仕事一辺倒で定年後趣味も友達もなく奥さん頼みといった方が多かったと思います。そのため奥さんがいなくなったとたんに孤独に耐えられなくなり亡くなってしまうといった感じです。
でも今は一人暮らしの経験者が多く、働き方改革やワークライフバランスの呼び声の元、男性のライフスタイルもかわり、奥さん頼みでなく一人でもやっていける人が増えています。その一方で女性も働く方が多数派となっています。仕事のストレスで女性もこれまでのように長生きできなくなるかもしれません。つまり男女差がこれまでより縮小してくるのではないかと思われます。なお、ここで話すことはそういう意味ではありません。
本当の寿命の意味とは
ここで質問です。
もしあなたの答えがどちらも後者のほうがいいとなれば、あなたの命は寿命の長さよりも寿命の中身、自分で自由に使える時間を重視していることになります。
また質問です。
これも後者がいいのであれば、あなたはお金持ちであることよりも自分が自由にお金を使えることを重視していることになります。
もう一つ最後に質問
これも後者がいいのであればあなたは休日の数より休日の自由度を重視していることになります。
寿命の定義
賢明なあなたはもう気づいたかと思います。
と言い換えることができます。
だから絶対的な寿命が短くても、独身のあなたは結婚した方よりも自分の人生をより多く使うことができる=長生きできるわけです。
だから独身のあなたは不幸ではなく、とても幸せな人だといえるでしょう。