ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

コロナウィルスはテロリスト

 

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こんにちは。リハビリ病院で働くノンです

コロナウィルスが蔓延して、一斉休校になった顛末をこの間書きました。

 今日(3月2日)は一斉休校初日でした。

 さてうちの病院はどうだったでしょうか? 

 

 

 

うちの病棟のスタッフ

「おはよ」

いつも通り挨拶をして申し送り。特にいつもと変わったことはありません。

 やっぱりいつものように預けることが出来たのかな?

 聞くと、学童とか保育所とかは開いていて子どもを預けることが出来たとのことでした。

よかった。これで一安心だね。

 こちらもいつもの通りの仕事をこなすと昼休みになってました。お昼を食べに医局に戻りました。

 

今日の(うちの病院の?)ニュース

 日本の、いや世界のあちこちで相変わらず感染者が増えているようですが、予想通り?うちの病院にはそれっぽい患者は来ていないようでした。そのためお昼の状態はいつもと変わらず医局のあちこちで白い服を着た人たちが白馬とかヤギのようにハムハムしている姿があちこちで見られます。

「平和だな~。」

と思ったら向こうから聞きなれただみ声が

 

「もう、頭きちゃった。」

振り返ってみるとうちの病院で働いている女医さん(通称クルクル)が叫んでいました。

「きょう、学校行ったらさあ、先生に文句言われちゃって。」

本当あの人たち何も分かっていないのに。、、、(ここはよく聞こえなかった。)」

「いきなり、先生にいろいろ確認されちゃって」

「ほかに預かってくれるところはないんですか?とかあんまり子どもを連れてこられても困るんですよ。とか、もう本当に最初からケンカ腰なんだもん。わたしもよっぽど言ってやろうかって思ったのよ。」

あたしだって医者の端くれなんだから、一つ一つ説明してやろうかと思って、、、」

 

 いやあ、そりゃあなたは医者だからさ。一斉休校までやらなくてもとか、コロナウィルスは高齢者や基礎疾患を持った人以外はそれほど重症化しないとか、コロナウィルスの検査だって完璧でないとかいろいろ知っていて子どもを預けるのはそれほど危なくないって知っているかもしれない。

 

「何必死になってんだろう?」

とまただみ声。

 

 そりゃ先生だって必死だよ。わけわからないウィルスが蔓延して、もし子供が感染したらどうしようとか、その前に自分が感染したらどうしようとか考えるさ。

 

 そもそもその先生だって子どもがいて、共働きで子どもを預ける時に同じようなことを言われたかもしれない。

 

遊びのない社会

 確かにウィルスは色々危険はあるけどそれ以上に別のことがあちこちで問題になっているよう。ニュースを見るとトイレットペーパーやお米を買い占める人がいて多くの人が困っている。

 それに今日聞いた(あまりに大声なので耳に入ってきた)女医さんと先生の間で起こった戦いはあちこちで起こっているんだろうな。

 とにかく効率化とか総活躍とかいろいろ推し進めた結果、すこしでも予定外のことが起こるととたんに生活に支障をきたす、そんな状況が露呈してしまったようだ。

 

 コロナウィルスは自然のウィルスではなく人工的なものとのうわさもある。本当のところは誰にもわからないが、コロナウィルスはあちこちで人を混乱に陥れるテロ兵器としても機能しているようだ

 その毒はコロナウィルスの中にあるものではなく、我々の社会の中にある無理という名の毒かもしれない。