ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

コロナウィルスとリハビリ病院(駄)

 

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 こんにちはリハビリ病院で働くノンです。今日はコロナウィルスとリハビリ病院の話をします。
 とはいってもコロナウィルスのことなんててんでわかりません。だって専門外だし僕なんかよりもよく知っている人がいろいろ詳しく解説していますから、僕が語ることは何もありません。

 

 

 総理一斉休校の決断

もうすぐ3月、そんなときに僕のスマホに「号外」が飛び込んできました。
「安倍首相、全国の小中高等学校の一斉休校の要請」

 

ありゃま。僕の家には小学生の子供がいます。僕に似ず学校が大好きな子ですからとてもがっかりしていました。
「明日はいろいろ持って帰らないといけないね」「いつまで休みなのかな?」「宿題とかおおいのかな」
などと言っておりました。

でヤフーのコメント欄なんか見ると
「いきなり学校休ませるなんて共働き家庭ではどうするんだ」とか
「まず中国人を日本に入れないことが先だろう」とかの文面が踊っていますがこちらについても僕よりも一家言も二家言もあるかたがたくさんいらっしゃるので、僕は何も言うことはありません。

 

僕の不安

ただ僕の頭の中にあった不安は一つだけでした。
「うちの病院でもなにか対応するのかな?」

 

 病院というのは知っての通り看護師さんや事務員さんなどたくさんの女性が働いています。それにうちはリハビリ病院。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といった人もいて女性が半分くらいです。若い人も多く子供も小さい人が多いです。
来週の月曜日から休みといっても急にみんな対応できるのでしょうか?預け先に困るのではないでしょうか?
 

 一方でうちはリハビリ病院。コロナウィルスのある患者が押し寄せる可能性は極めて低く常時開けておく必要性はない。
てことは

まさかの臨時休業?(とはいっても実際は休日体制ないしは一部限定の診療だろうが)」

の不安(期待)が出てきました。

 たしかに頑張ってリハビリしているのに休日体制になってしまっては患者さんたちに申し訳ないとは思います。でもその一方で過重労働気味の看護師や療法士の方にとってはいい骨休みとまではいかなくても、普段すれ違い気味のお子さんと接することができるかもしれない。

 

いつもの出勤

うちはどうするんだろう?と思いながらいつも通り出勤しました。

「おはよう」

病棟に顔を出しました。

いつも通り朝の申し送りをしながらうちの子どもが休校になった話をしてみました。
でも、なにも返ってこない。いつもと同じように業務を粛々と遂行しています。
「よ、医療者の鑑。」

 といいたいところでしたが、彼女らにとってはどうということはなかったようです。
「実家の親に面倒見てもらう」「児童館に行ってもらう」「旦那を休ませる」
など手慣れたものでした。もともと誰かスタッフの具合が悪くなって臨時で出てきてもらわなくてはならないことはよくあることのようです。

「ナーんだ」
ぼくも普段通りの業務を始めました。

 

最後まで不安

いつも通りの業務をこなし、終業時間が近づいてきました

「最後に院長がなにかいうかもしれない」
とまだ不安(期待)になりながら終了時間まで働きましたがなにもありませんでした。

よかったね。患者の皆さん。さすがだねスタッフの皆さん。

今日もうちの病院は平和です。

 

追加

でもコロナウィルスの猛威はまだまだ続きそうです。涼しい顔をしていた彼女らも子どもの休校が長引けばどうでしょう?単に動揺しなかったのではなくまだピンと来てないだけかも。