こんにちは。回復期リハビリ病院で働くノンです。前回は子育て期の住宅について、考えるべきことを述べました。今日は子育て期の家を購入したほうがいいのか賃貸にしたほうがいいのかについて述べてみたいと思います。
購入したほうがいい場合
これまで述べてきたことから以下のケースでは購入に踏み切ってもいいと思います。
② 将来的に子供が出ていった後も頻回に帰省する(してほしい)
③ 客観的な不動産価値が高い
④ 終の棲家とする場合
① 将来的に子供が同居する可能性が高い
都会で立地が良い
田舎で大家族が住める大きな家
など
子供にしてみれば特に都会で立地の良い実家ならばわざわざ出ていくこともないと考えるかもしれません。同居となればほぼ半永久的に誰かが住むことになるので住居にかかる費用は長い目で見れば安く収まるでしょう。
だたし子供や周囲の環境、時代の流れに左右されますのである意味うまくいかないこともあるかもしれません。
② 将来的に子供が出ていった後も頻回に帰省する(してほしい)
今の世の中ですと子供は最終的に親と暮らさなくなるケースが多いのですが、頻回に帰省する場合は子供部屋を残してあげたほうが何かと便利でしょう。
部屋がないと居心地が悪くなり帰省の期間が短くなったり、回数が減ったりするかもしれません。
これも子供の性格などにかかっているので思ったとおりにならないかもしれません。
③ 客観的な不動産価値が高い
これは言うまでもないでしょう。理想の住処でなくなった時は売れば済みます。ただ現在の人口減少社会では家はなかなか売れないので購入するときは十分な検討が必要になります。
④ 終の棲家とする場合
ここまでは子供がいる場合です。もちろん独身の方やこどもがいらっしゃらない方は最初から終の棲家を考えて購入することができるかもしれません。このケースではもともと広い家は必要ないので最初から終の棲家として購入するもよし、その時その時の理想の環境にしたがって引っ越すのもいいと思います。この点についてはいずれお話しすることになると思います。
賃貸にしたほうがいい場合
以下のケースでは賃貸を考慮したほうがいいでしょう
② 子育て期に住む家の客観的な不動産価値が低い
① 子供が一人前になったら家から出したい
子どもが大学進学するとき、就職するときなどのタイミングで別居を考える方ですと子供との同居時間が7,8年から20年程度で、一般的な住宅ローンの期間から見てそれほど長くありません。とくに田舎にお住まいのかたは子供が家を出て夫婦二人になった時に理想の終の棲家の購入を検討されるといいでしょう。
② 子育て期に住む家の客観的な不動産価値が低い
理想の住処を手に入れるためにはある程度十分な資金が必要ですが、客観的な不動産価値が低いところでは売れなくなる可能性があります。
子育て期にはサラリーマンの方ですと地方など不動産の資産価値が低いところに転勤されている方もいらっしゃると思いますが、その場合は安易に購入せず可能ならば社宅などを利用してもいいのではないでしょうか。
まとめ
賃貸にするか購入にするかについてはその人の終の棲家をどうするか、ライフプランをどうするかにかかってくるわけなのでケースバイケースといえるでしょう。
自分はどうしたいかできるだけ早いうちから考えておくことが無駄なく理想の住宅に住むコツといえるでしょう。