ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

子どものペースで片付け

 

子どものペースで片付け

 

こんにちは、リハママです。

 

今日の我が家は恥ずかしながら足の踏み場の無い状態で、毎朝の日課の掃除機をかけていません。

床に落ちているのは主に子ども達のおもちゃ。よくこんなに散らかせるものだと感心してしまいます。さすが私の子!親そっくりです。

怒ったり、無理やり片付けるよう仕向けたとしても、片付けられるようになるわけでもないので、ここは一つゆっくり付き合おうと思います。 

敢えて手を出さない

文字通り本当に「足の踏み場が無い」ので、これだけ散らかっているとただ移動するだけでも非常に不便です。今すぐにでも片付けてしまいたいところですが、敢えて何もしていません。なぜなら、私がサッと片付ければあっという間にキレイになるでしょうが、子ども達のことを考えるとそれでいいとは思えないからです。

同じ「片付いている状態」になったとしても、

  • 大人が片付けた
  • 大人が何か言ったりして子どもに片付けさせた
  • 子供が自発的に片付けた

では、全然違いますよね。

なので、何もしないと言っても掃除機がけを諦めたわけではなく、私は私で家事をしながら きっと片付け時があるはず、とタイミングを見計らっています。

もし片付けなかったとしても、どうってことは無いしね。そんな日もあるよね、位な気楽なものです。

子どもの気付き

 実は子ども、朝から出かける用があったのですが、忘れ物をしました。

散らかっていたので気付かなかったのだと思います。

帰ってきてこんな会話をしました。

 

子「今日忘れて行っちゃったんだ。」

母「そうなんだー、それでどうしたの?」

 子「借りられたからギリギリ大丈夫だった。」

母「助かったね。」

子「朝慌てるから忘れちゃうのかな?」

母「じゃあ、慌てないで出かけるにはどうしたらいいと思う?」

子「・・・早起きをするとか、前の日に支度をしておくとか。お昼ご飯を食べたら片付ける。」 

 

おぉ!母はしかと聞きましたぞ。お昼を食べたら片付けるんだね。

「いいねいいね、それいい考え」とここぞと賛同しておきました。

子どものペースで待つ

というわけで、母は余計なことは言わず、こっそり子どもを観察しています(笑)

お昼ごはんを食べてから、なんか寝そべって本を読んでますけど!!!

片付けるんじゃなかったの?とか言わずに機が熟すのを待っています。

意欲をそぐようなことを言うくらいなら、黙っていたほうがマシなのです。

「いまやろうと思っていたのに!」みたいなケンカを何度経験したことか。

正のフィードバックは何度でも

それから15分程してから、「片付けよーっと。」と活動を始めました。

途中途中で「だいぶスッキリしてきたね」「あと少しだね」などの声かけをしつつ、なんとか片付け終わりました。

本人も「やればできるんだ~」と満足げ。明日の準備もしていたので、すかさず「えらーい!もう準備したの?これで明日は忘れ物しないね」、夫が帰ってきたら自分から進んで片付けたことを話し、夫婦で盛大に褒める予定です。

おわりに

 結局、床が歩きやすい状態になったのは午後になってしばらくしてからでした。

でも、それはそれで良いかな、と。朝掃除機をかけられなくてもいいじゃないか。

子どもが自分で考えて片づけをしたのですから、親子ともども大収穫です。

予定があるときはとても待っていられないことが多いのですが、今日はじっくり待てて良かったなと思います。子どもも「自分でやりきった」達成感に溢れているようですし。

 

母がしたのは余計なことは言わないように気をつけたことと、子どもがやる気になったら全力で応援したこと、ただそれだけ(笑)

バトルの末の片づけよりも、断然省エネでした。

「口うるさく急かさないこと!」いつも出来るわけではないけれど、結構効くので覚えておこうと思います。