ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

沢山の肯定を贈ろう

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ケンカも増える夏休み

 こんにちは、リハママです。

 子ども達が夏休みに入り、送迎が無いから楽なような、給食が無いから辛いような

多少寝坊しても大丈夫だから楽なような、ケンカが増えて辛いような、そんな毎日を送っています。

 

このケンカ。増えますよね~・・・子ども同士だけでなく、親子間でも。

接している時間が長いと、どうしても色々目に付いてしまって。

 

穏やかに過ごすために意識していること

あっ、ケンカをしてはいけない、みんな仲良く!なーんて決して思っていませんよ。

ただ、必要最低限にはしたいかな。

 イライラして口うるさくならないように、気をつけていることがあります。

  1. 自分を振り返る
  2. 小さなことは目を瞑る
  3. 本当に必要なときだけ伝える
  4. 伝え方に配慮を
  5. なんでもないときにこまめに褒める

 

人の振りみて我が振りなおせ(1)

子どもの行動・言動が目に付くとき。もしかすると子どもはいつも通りで、大人側の理由で気になりやすくなっているのかもしれません。例えば寝不足が続いているとか、体調が悪いとか。そんなときは許容できる範囲がぐっと狭くなることを自覚しています。

夏休みに部屋の惨状にプチストレスを感じることがあるのですが、「じゃあ自分は片付けているのか?」と自問すると、自分のことを棚にあげて怒らなくて良かったな、と思うパターンで落ち着いています。

冒頭で長く接すると色々目に付く、と書いていますが「お互いに」ってことを忘れてはいけませんね。

過干渉を避ける(2.3)

仮に気になること全部を拾い上げていたら、とんでもない否定の量になってしまいます。そして、その気になればいくらでも指摘することは増やせます。

あげく過去のことまで持ち出してネチネチ・・・なんて最悪ですからね。

些細なことで叱られ続けると自己肯定感はどうしたって低くなるし、それが常態化すればスルースキルが上達していざというときに耳を傾けてもらえなくなります。

注意すればするほど、ますますやめて欲しい行動が出るようになったりと悪循環。

当たり前ですよね、子どもだって自分自身(の心)を守らなければいけませんから。

なので、これはどうしても、という事だけに絞るようにしています。

子どもの人権(4)

例えば子どもに感情的に叱る、その同じ内容を対大人で脳内再生してみると違和感がありませんか?(ここはそれぞれ、どの程度の激しさを想像したかによりますが)

大人に何か苦情や不満を伝えるときは冷静に、出来るだけ言葉を選んで伝えるのではないでしょうか?

自分が突然ヒステリックに怒りの感情をぶつけられたらかなり理不尽に感じますし、相手との信頼関係は失われます。

子どもだから怒鳴ったり怖がらせていい、なんてことは絶対にありません。

伝える内容も、余計な部分はそぎ落として的確に。具体的に短く。決して人格否定にならないように気をつけています。

沢山のいいところ探し(5)

過干渉とも関連しますが。

困ったことは目立つ一方、困っていないことは注目されにくいのです。

子どもとしたら怒られるばかりでは堪ったものではありません。

なのでここは意識して気になるアンテナを「悪いこと」から「良いこと」に向けます。

そして見つけたら大いに褒めましょう♪

子どもも「そうか、僕は私はこんなに良い所があるのだ」と自信がついたり、「自分を分かってくれる存在」として信頼を寄せてくれます。

日ごろの良い関わりがあってこそ、「いざ」と言うときの注意が効くのです。

 

沢山の肯定を贈ろう

無条件の肯定が大事

  さて、この「良いこと」って特別大げさに捉える必要は無くて、本当にささやかなことで十分だと思います。

今日私が褒めたのだって、

  • 髪を洗うのが上手になったこと
  • 工作したものに対して、色使いが素敵だと思った
  • もりもり食べてくれて嬉しいこと(そうでないからダメということではないです、念のため)
  • 電気を消したりドアを閉めたりしたことへの感謝
  • 素直に気持ちを表現したことに対して
  • 単純に存在自体がかわいいと思った

 

ね、普通でしょ。

成長したな、いいな、と思ったことや気が付いたことをただ言っただけ(笑)

中には当たり前の、そんなのやるのが当然でしょ、とりたてて褒める内容でもない、と感じることもあるかと思います。でも、そんなことで良いのです。

ご機嫌取りとかお世辞を言うということではなくて、ただありのままの姿を認める、無条件の肯定を贈ろうという意味ですから。

「あなたのことが大好きだよ、大切だよ」というメッセージです。

繰り返すだけでも

 元気しか褒めることが無い、、、という時だってあります。でも、それだっていいじゃない、と思います。

褒めるのが苦手、という人はまずは肯定の言葉を繰り返すのが始めやすいかと。

子どものしていることを見ながら「あぁ、うんうん」「そう!それそれ」「いいね、続けて続けて」とか、そんな言葉でもちゃんと見ているよ、認めているよ、というのは伝わると思います。

子育ては加点法

困ること、嫌なことは勝手に目立ちますし、出来ること、すごいことも見つけるのは簡単です。

けれど、子供が普通にやっていることに目を向けると 、今まで気付かなかった良いところが沢山発見できると思います。注目すべきはいたずらをしていない時!です。

 

いつでも、どこでも、何度でも。

褒めるときっと家庭内平和に一役も二役も買ってくれるはず(笑)

どうぞ楽しい夏休みを。お互いに。