ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

【新1年生】手先が不器用でも楽しい学校生活を

こんにちは、リハママです。

今年は新1年生のお手伝い係をしています。

と言っても、まず基本は「自分のことは自分で」というのが学校なので、子ども達はチャレンジの日々。

 

新生活から一か月が経ち、慣れてきたところもあれば、疲れも見えて、、

みんな毎日よく頑張っているなぁ~(o^―^o)ニコと思っています。

 

子どもだって大変!

校長先生とお話していてしょっちゅう話題に上るのが

 

子どもだって大変だよね!

調子の出ないときだってあるさ!

 

というお話。

 

毎日元気よく、気持ちの良い挨拶を、、、大人だって出来ないことがあります。

 

重いランドセルを背負って、フラフラよろよろ・・・

学校に着くだけで大仕事、みたいなね。

 

うちの子もそうでした。ランドセルが歩いているように見える(笑)

 

発達につまづきがある子も、そうでない子も、みんなそれぞれ精一杯。

 

ソツなくこなしているように見えても、ポロっと話してくれるひと言ひと言には

新生活での戸惑いや苦労が見え隠れするのです。

 

自分で○○

冒頭に書いたように、自分のことは自分でやるようになる学校生活。

 

自分でとめる、

自分でむすぶ、

自分であける、

自分で運ぶ、

自分で自分で、、、

 

なかなか大変です。

 

名札を付けたり、ボタンをはめたり、巾着袋をキュッと閉じたり、、

特に手先が不器用な子にとっては憂鬱な作業が沢山あります。

 

ゆっくり時間をかけて落ち着いてやればできる子だって、限られた時間でとなると慌ててしまいます。

 

先週は運動会の練習も始まっているし、特にみんな疲れ気味。

突然鼻血が出たり、給食のお盆を下げる時にひっくり返したりする子が続出でした。

 

不器用な子はどう乗り越える?

ボタンでも、雑巾絞りでも、名札付けでも。

確かに何回も繰り返せば徐々に出来るようになる面もあるのですが、、、

そんなの辛いですよね。

 

だって、手先が不器用と表現するから手の問題の様に思えてしまいますが、、

身体の感覚が不器用なんだもの。

脳が不器用と言った方が分かりやすいかも知れません。

 

頑張ったからって今日、明日、ですぐに上手になれるわけではありません。

成長には時間が必要です。

 

じゃ、どうするのか?

 

1.とにかくまず困り感を解消する

2.身体を使った遊びで発達を促す

3.負担にならない範囲でお家でのんびり練習

 

が良いかなと思います。

 

困り感の解消

まずは、困っているのを解消できるアイテムを導入しましょう。

(学校がOKならば。我が子の学校では、こんなの使ってもいいですよ~と学級だよりでお知らせがありました。)

 

ここでは名札付けを例にしますが

こういうクリップであれば、移動ポケットに既に慣れている子にはもってこいです。

 

 

従来の針でつける名札は難しくても、クリップでパチンと挟めばおしまい!だったら、どれだけ気持ちが楽になるでしょう。

始まったばかりで慣れない学校生活、安心して過ごすに限ります(*^^*)

発達を促す

身体を使って良く遊ぶこと、とーーーっても大事です。

遊びながら様々な感覚を取り入れて慣れ親しんだり、

器用に手を使うための土台となる力を育んだり、、

「脳の交通整理をする」と表現されることも多いのですが、こんがらがってしまったところ(脳の不器用)を整えていくイメージですね。

 

公園でのお外遊びはもちろん、お家でも手押し車やイモムシゴロゴロ(って分かりますか?寝そべってゴロゴロ転がって移動します)など、取り入れられる遊びは沢山あります♪

ちょっとだけ練習も

で、針で付ける名札は、時間に余裕がある時にお家で練習です。

いきなり胸につけるのは難しいので、最初はタオルとか服の裾の方からスタート。

この先も苦手なこと、、どうしたってする必要が出てくることもあるのです。

全くやらないで済ますわけにもいかないのですよね、、、

 

少しずつでも「できた!!」「上手になった」「苦手だったけど頑張った」「やってみたら意外と簡単だったかも?」と自信が持てるような経験をしてほしいと願っています。

全国の新1年生が楽しい学校生活を送れますように。