ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

ネットスーパーを頼んだら笑いまで届けてもらった話

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こんにちは、リハママです。

2020年もご訪問くださりありがとうございます。

今年もお付き合いいただけますと幸いです。

 

 久しぶりにネットスーパーを利用したら、思いがけず「笑い」まで届けて頂くことになりました。

最近の荷物を届けるお仕事のプロの方は、「おばさんにも優しく!」みたいなマニュアルでもあるのでしょうか。

 

 

 ネットスーパーを頼んだら

今回我が家がお世話になったのは、全国展開している大手スーパーさんです。

これまでにも何度か利用したことがあり、その度に皆さん滞りなく品物を届けて下さりサッと次の配達先に向かわれます。

丁寧で、テキパキしていて、大満足なお仕事ぶりです。

 

今回もいつも通りに商品が届くと思っていました。

 

が、予想外の展開が待ち受けていたのです。

 

 

 個性が光る配達の方

 

今回届けて下さった方は初めてお会いする配達員さん。

 でも、強烈な個性を放っていたので、次に来てくれたら「あのときの!」って絶対に分かる自信があります。笑

 

 

また来てくれないかな~、会いたいからネットスーパーしようかな~、とさえ思わせてくれる、配達界の宝ですな。

 

大手スーパーさんよ、彼を逃したらいけませんぜ。大事にすべし。

 

ま、おばさんに会いたいとか言われても迷惑でしょうから大人しくしていますが、中毒になるほどの最高の爪痕を残していってくれたのです。

 

 

すごくない?

ただ荷物届けただけ(ではないんだけど)で次回の注文取れるんだよ。

チラシとかいらないから、能力給ってことでその分を彼のお給料にしたらいいさ。 

 

・・・そこまで絶賛するとは、一体何があったというのでしょうか?

 

仕事人は笑いの神だった!

その方もはじめは大人しかったんですよ。

他の配達員さんと同じように、黙々と丁寧に、テキパキと、品物を渡してくれるわけです。

 

「こちら、冷蔵品でございます」

   

とかさ。普通でしょ。

 

 

それがいつの間にかちょいちょい小ネタを挟みはじめまして。

 

最初は「ん??聞き間違えかな?」とも思いましたが

 

 

「こちら、私の財布より重いものでーす

 

 

とか、テンポ良く軽やかに次々ネタをぶっこんでくるんですよ!

 ちなみに、トイレットペーパーです。

 

 

突然おばさん相手に始まったショータイム。

 

 

実は地元の売れないお笑い芸人の卵さんで、スーパーでバイトしてるのか??

で、ブレイクを夢見てどんなときもお笑いの修行にしているのかな??

 

 

でもこの面白さはもう売れている人かも(私が疎くて分からないだけ?)。

プロの芸人さんでドッキリ企画「芸人〇〇がスーパーで働いてみた。」みたいなやつなのか??

 

滑舌の良さはアナ研出身・・・?

 キャラクターや雰囲気がどことなく似ているアナウンサーの同級生がいまして、彼を髣髴とさせるなぁ、と。頭の切れる人懐こい優しい人です。

 

 

 

文才が無くてリアルに伝えられないのがもどかしいですが、この配達のお兄さん、とにかくものすっごい面白い人なんですよ。

 

タイミングや間も完璧だし、声のトーンや表情、しぐささえも計算され尽している気がする。

 

 

だめだ、面白すぎて、笑いが止まらない・・・。

今日に限って沢山注文した自分、ないす。

まさかこんな楽しいライブが見られるとは思いませんでした。

 

そして気が利いたことが言えなくてごめんよ。

お客を巻き込んで大きな笑いを作ろうとしてくれているのは分かるんだけど、いかんせん、せっかくのショーなのにおばさんはアドリブが苦手なんだよ。

 

そしてネタを披露しながらチャキチャキ働き、手を休めなかった彼は最後にこう言ったのです。

 

「ではこちらにびじょのかたの判をお願い致します!」

 

 

 

・・・びじょのかた?

 

 

・・・美女の方ーーー?

 

 

 

ボケればいいのか?つっこめばいいのか?

のるかそるか?一か八か??

 

条件反射的にとりあえず印鑑をつこうとしたものの、頭の中には「美女の方」がリフレイン。

美女キャラになりきればいいのか、おば判なら出来ると言えばいいのか、、、うーん?

 

その戸惑いを

 

「美女で問題ございますでしょうか?」

「美女でお間違いはございませんね!それでは有り難うございましたー!!またのご利用をお待ちしております!」

 

 

と颯爽と、全部ひっくるめて持って行ってくれたのでした。

去り際がダンディ坂野さんみたいだった。あんなポーズはしないけど。

 

 

文字にするとあまり伝わらないのですが、実際はほんの数分?であっという間のことに、嵐のように配達員さんが去った後もしばらくポカーン。

 

何だったんだ。。。

 

そしてじわじわとまた笑いがこみ上げてくるのです。

 

もうね、何と言ったらいいか。

 

惚れてまうやろー!?

 

 幸せなお年玉

年末年始の特別サービスでお笑いも届けてくれたのでしょうか。

それともリピーターを獲得するためのプロジェクトの一環でしょうか。

なんにせよ、ただネットで買物した変哲のない日になる予定が、私にとって思いがけず強烈なエピソード記憶として刻み込まれました。

 

たった数分でしたが楽しかったです、ありがとう。

知らない人との何気ないやり取りで笑えるって、平和で幸せなことだなぁと心が温かくなりました。

 

 

面白い配達の方にも幸あれ。

と、おばさんはおばさんなりにお節介を働いてみました。

「あのお客さんか!」と思ってくれたらいいな。

 

いつかまた来てくれたら、私も漫才?に参加してみたいと思います。

来てくれたらいいな。笑いのセンス、磨かねば。。。