このところ、毎日のようにじーちゃんから電話がかかってきます。
それも日に何度も。
ばーちゃんがいない隙にこっそりと電話をかけてきては
見つかって怒られて(私は忙しいんだからむやみにかけるなと言われているらしい)
でもめげない(笑)
かわいいじーちゃんです。
マジメに新しい生活様式に取り組んでいるじーちゃんが
お出かけしたいなぁ
パン屋と花屋に行きたいなぁ
とぼやいていて
よくよく聞くとお目当てのお花があるそうで
自分で色々見たいんだろうな・・・と思いつつ
真面目なじーちゃんはきっと我慢し続けるのが目に浮かぶので
それならば、とサプライズでプレゼントしたのでした。
福寿草。
子どもの頃の思い出の花だそうです。
じーちゃんはお庭に福寿草を群生させる夢をもっていたのでした。
この福寿草をきっかけに、スイッチが入ったじーちゃんは
毎日のように電話をかけてきては
もう何か月も経つのに未だに「福寿草ありがとう」と言ってくれます。
もう花も葉っぱも枯れて、次の冬に咲いてくれるよう準備をしているらしいです。
他にも何ということはない、とりとめもない話題の
気楽な会話で癒されています。
毎日話していると、言葉の調子も良いなと感じます(昔病気をして、少し言葉が不自由なのです)。頭もシャッキリしているみたい。
結局はこれが一番のリハビリなんだなぁ。
「話したい、伝えたい」という意欲を持ってもらうのってすごく難しくて、
でもとっても大事なことなのです。
いくら言葉を知っていたって、意欲が無ければ話してくれませんからね。。。
来年(今年の冬)、無事に福寿草が増えてほしいと思っています。