こんにちは、リハママです。
手のかかる子ほどかわいい、って言いますよね。
それはそれで頷けるところもあるのですが、今日の内容は「手のかからない子にも細やかな配慮をすると良い」という話です。
本業や子育てでは基本のキ、みたいなことでも、家庭菜園ではおろそかになっていました。
我が家の手のかからない子(ニラ)、健気でかわいいぞっ!
うちの手のかからない子:ニラ
ニラかよ!という突っ込みが聞こえてくるようですが、、、ニラです。
うちの人間の子たちは手がかかるかわいい子なので、手がかからないかわいい子は植物なのです。
ニラの話だけど、人間の世界(保育や教育・福祉の分野など)にも通ずるところがあると思います。
さて。
私はズボラな面倒くさがりの性質があるので、ベランダで育てているのは比較的初心者向けの、お手軽野菜ばかりです。
無事に収穫までたどり着けるか?はその種に備わった性質や、育てる側のスキル、天候、土壌、、大事な要素は色々ありますが 我が家のベランダ菜園が何とかなっているのは植物の生命力でしょう。
私が提供するヘッポコな環境に健気にも順応してくれているのです。
はっきり言うと腕がないため、そういう度量の広い植物しか育てられないわけなのです。残念!
・・・いつか野菜の先生(私がアドバイスをいただいている、この道なん十年の大大大ベテラン)みたいに上手くなりたいー。
手のかからない子は放ったらかしになりがち
ニラは丈夫なのであまり心配いらないし、むしろ肥料や水のやりすぎに要注意だと教わりました。
我が家のニラは、冬の間も枯れずにいたので本当に強いのかもしれません。(あと霜に当たらなくて運が良かった)
4月上旬のニラ
でも、勢いづいてくるはずの春になっても、あまり変化が見られないことがずっと気になっていました。
それどころか4月の下旬には枯れてきてしまい、どうしたものか考えていたところ、あることを思い出しました。
冬に枯れたら堆肥を乗せよう、と思っていたものの、枯れなかったから乗せるに乗せられずに春を迎えていたことを・・・!
少し手をかけただけでぐっと成長するニラ
堆肥をドカンと乗せて休眠させられなかったものの、定期的に追肥はしていたのでここまで持ちこたえてくれたのかもしれません。
改めて多めの堆肥と土寄せをすると、みるみるうちに成長の兆しがでてきました。ホッ
傷が浅いうちで助かりました。
葉の白化がおさまって一安心。
葉も伸びて、量も増えてきました。また、厚みが出始めました。
ニラは強いからちょっとやそっとのことでは動じません。
けれど強いからって放っておかず、少し手をかけてあげると本来の力を発揮してグンと楽に育つことが出来るのですね。
手のかからない子にも見守りと細やかな配慮を。
ヒトでもありますよね。
出来る子はつい放ったらかしになるっていうか、そこまで手が回らないっていうか。
今回みたいに枯れかかったり、少し問題が出ないと気付きにくいことが。
要するに、一見問題なさそうだと行き届かなくなりがちです。手も。目も。
資源には限りがあるので、どうしても手厚くなる部分も、薄めの部分も出てきます。
無限にあれば、みんなにたっぷり行き渡るのですが、ね。
私のニラも、もっと早くに気付いていたら、あそこまで消耗させずに済んだことでしょう。強いから丈夫に育って当たり前なのではなくて、ここに至るまでの、寒い冬にも必死で頑張っていたプロセスがあるのです。
出来るからって全てを本人(?)任せにするのではなく、
健やかな育ちのためには、必要とあらばほんの少し手を添えたり、過程に着目して見届けることが必要だと思いました。
結果、何も手を貸すことが無かったとしても。
そのためにはやはり見守りは必要なのです。
見ていないと、どこで困っていてどんな手助けが必要なのか、気付くことが出来ないですからね。
そしてそれを実現するには色々な意味でゆとりが欠かせないものだと、ニラを育てながらふとそんなことを思ったりしたのでした。
今回は反省を込めて。