ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

コロナと同じくらいひどいかもしれない子供の漫画

 

 皆さんお元気ですか?

コロナウィルス蔓延で外にはなかなか出られません。

うちではテレビをつけている時間が長くなりました。

仕事から帰ってくると既にテレビはついており、ままは夕飯を作っているのでチャンネルは子どもが好きなところについています。

 

子どもがお気に入りなのは

「キッズステーション」

 

そこは「アンパンマン」とか「ポケットモンスター」とか子どもの好きなアニメをずっと流しています。

 

ある日僕が自宅に帰ってきてみると

「弱虫ペダル」

という番組がやってました。詳しい話は知らないのですが、何か蛇のような顔をした選手の回想のシーンのようでした。

 

その蛇選手は目をむきながら舌を蛇のようにレロレロ出しながら走るので一目見て

「キモイ」

以外の何物でもありませんでした。

でもその回想シーンを見ていると何だかその蛇選手がかわいそうになってきました。

 

蛇選手は、子どもの頃から運動ダメ、の勉強ダメのいわゆる陰キャみたいな感じだったようです。

それである日

「自分の夢」的な絵をクラスに張り出すシーンがありました。

そこで「自転車の選手になる」的な絵をかいてみんなにからかわれていました。

 

でもお母さん(美人)だけはその夢を認め励ましていました。

「お前は良い歯をしている。一流のスポーツ選手は歯が大事なんやで」

ただお母さんは病弱でずっと入院生活をしているようで蛇選手もいつでも会えるといった感じではなさそうです

 

蛇選手は頑張って地元の自転車レースに出て好成績を収めていきます。そのたびにお母さんに報告に行きます。

ある日自転車の大きい大会に見に来てほしい、ってお母さんに言います。その直後お母さんの容体が急変、亡くなってしまったようです。

 

でもう一度全国大会のレースのシーンに戻ってくるのです。どうも有力な選手が後二人いて蛇選手はその二人を抑えてトップを走っていました。

ところが肝心なところで歯が欠けてしまいます。

彼の支えだったお母さんから褒められた歯が気になってしまいレースに集中できなくなり、その後二人の選手に抜かれてしまいます。その二人は主人公に近しい人とかっこいいキャラでした。

 

まあ少年漫画にありがちなシーンなのですが、その描かれ方が非常に対照的でした

 

 かっこいいキャラと主人公に近しいキャラの優劣はほんとぎりぎりの様で負けたほうが歯を食いしばり涙を流し勝ったほうが、その健闘をたたえるといった美しいシーンでした。

では蛇選手の方はどうか

 まず自転車のチェーンが外れた?(こんなところでチェーンが外れるか?)のか上手く回らなくなり、それから歯が「パキ」っと欠けてしまうのです。その顔の無様なこと、、、、しかもそのあと彼がどうなったかを扱っていません。

 

かっこいいキャラと主人公に近しいキャラは良く分かりませんがいわゆる「陰キャ」でもなければ「親が死んだ」とかもなさそうで自転車で「青春」している感じ。

でも蛇選手は、全てを自転車にかけて無様な敗北、、、

 

 

別にこの漫画に限らず少年漫画ってこういうことが多そうですね。なんか少年漫画って残酷だなあと思いました。

 

追伸

この蛇選手御堂筋君というらしいですね。yahoo知恵袋かなんかで気持ち悪いけどピュアなんて書かれていたけど、爬虫類は人間よりピュアっていう意味か?こいつもひでぇな。あ、おれもか???