ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

感覚の鋭い子に教わった世界、鉛筆の違いを見分ける方法はコレだ!

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こんにちは、リハママです。

時々、同じものを見ているようでいて、実は見えている世界が全く違っていたことに気づかされることがあります。

特に言葉で説明できる患者さんですと、色々なことを教えてくださいます。

今回は「鉛筆の違いを見分ける方法」を切り口に、とあるお子さん達に教わった世界を取り上げてみようと思います。

 

 

鉛筆の違いを見分ける方法??:見た目

早速ですが、皆さんはどうやって鉛筆の違いを見分けていますか?

 

私の場合「見分ける」というほどじっくり見たり、気にしたりすることがありませんでした。

なので、しいて言うなら、鉛筆の端っこに書いてある文字を頼りに見分けています。

HBとか2Bとか、書いてありますよね。

それを見ないと分かりません。

 鉛筆の芯の色が違えば見た目で判断しているけれど、、、(赤青鉛筆とかね)

とある男の子の見分け方:書き心地

なんと、書き心地が違うそうです。

芯の固さというのかな??

字を書いているときに、鉛筆を紙に滑らせた時の引っ掛かりが手に伝わってくる。

その振動が違うと教えてくれました。

だから自分にとって一番しっくりくるメーカー・種類を探しているんだとか。

すごい・・・

とある女の子の見分け方:におい

こちらの子は、においで分かるそうです。

と言っても、鼻に近づけてくんくんしている訳ではなくて、ごく普通の使い方をしていてにおいを感じるんだそう。

6Bが一番クサイんだよ、と教えてくれたのですが・・・

 

6Bに馴染みがなかったので調べてみました。

・6BはJIS規格の17種類のうち、一番濃く、一番芯が柔らかい鉛筆。
・濃さや柔らかさを変えるのは、黒鉛と粘土の分量による
・6Bは黒鉛が多く含まれる(一番薄くて一番芯が固い9Hは粘土が多い)

 

と、いうことは、黒鉛のにおいを感知していたのですね。

これまたすごい・・・

 

番外編、また別の男の子の見分け方:味

「昔こんな子に会ったことがあるよ~」と教えてもらった情報なので番外編。

 

なんとその男の子は鉛筆の芯を食べて判断していたそうです。

見分けるポイントは味の違い、だそうです。

 

その子は折れた鉛筆の芯を集めていて、芯の食べ比べ?利き芯?をしていたのだとか。

ちゃんと(?)自分なりに美味しい・美味しくないの線引きがあるそうで。

 

どれが一番好みなのか興味ある・・・( ^ω^)・・・

聞けないのが残念です。

 

 

得意な感覚は色々、見分け方も色々

鉛筆一本とっても色々な見分け方があるのですね。

視覚、深部覚、運動覚、嗅覚、味覚、、、、、

 頼りにしている得意な感覚とその精度が人によってここまで違うとは。

細かい違いの分からない者としては、へ~~~ボタン連打でした。

 人の体って不思議ですね。それではまた。