医師から見た理想の老後の住まいの選び方とは?
こんにちは。回復期リハビリ病院で働くノンです。
以前の記事で孤独にならずに最期まで自宅で暮らすには
② 田舎に住むメリットはお金がかからないこと
などと書きました。
今度はあなたが最期を迎えるのに理想の住まいを手に入れる方法について、今何をしなければならないかについて述べていきたいと思います。
- 医師から見た理想の老後の住まいの選び方とは?
- 老後の理想的な住居のパターンは大きく分けて二つ
- 老後の一般的な住まいにはどんなものがある?
- マンション?老人ホーム?理想の住まいを選ぶために最初にすることとは
老後の理想的な住居のパターンは大きく分けて二つ
「それには稼ぐこと、稼ぐことだよ」
確かにお金があれば十分なサービスを得ることができるでしょう。実際僕が見ている患者さんでも、お金の力で理想的な住みかを勝ち取っていく様は、何度も目の当たりにしています。
そのパターンとしては
② 高級老人ホームに入って悠々自適。
の二通りがあります。
老後の一般的な住まいにはどんなものがある?
でも僕が今まで見てきた患者さんでそこまでできる人はほんの一部です。ではお金が充分にない場合はどうすればよいのでしょうか?
そのためにはあなたにとって何が必要で何が必要でないか、把握する必要があります。
いきなりこんなことを言われても困ってしまう方が多いと思います。そこで僕がこれまで見てきた患者さんの終の棲家がどういう感じなのかについて、まず述べてみたいと思います。
まず僕のみている患者さんの自宅は一軒家、マンション、アパートの3種類にわけられます。そして退院先は自宅もしくは自宅外(老人保健施設、サービス付き高齢者向け住宅、老人ホーム)になっていくわけです。
つまり最期に住むところは大きく分けると自宅内・自宅外の二通りになります。
自宅外:老人保健施設、サービス付き高齢者向け住宅、老人ホーム
自宅の場合はあなたの状態に合わせてリフォーム(段差をなくす、手すりを付ける)をしたり必要な介護サービスを入れたりします。ただしアパートのような持ち家でない場合は制約を受けてしまいます。
自宅外の場合は各施設においてできることできないことがあるので、確認が必要です。
マンション?老人ホーム?理想の住まいを選ぶために最初にすることとは
自宅、老人ホームのいずれにもメリットデメリットありますが、そのどちらを選ぶか、その考え方について述べていきたいと思います。
まず、あなたの最期の状態を想定してみましょう。
「最期?人生なんてどうなるかわからない。今からそんなこと考えても仕方ないだろう。」
確かにその通りです。
でも最後の状態を想定するとこんないいことがあります。
② 想定外のことが起きても自分の目標に近い最後の状態に修正することができること
人間目的、指針のない状態で行動するのはとてつもなくつらいことです。
あなたにも覚えがありませんか?親から「勉強しろ、勉強しろ」といわれたり、部活の先輩から意味の分からないしごきを受けたり、、、、、
最後の状態を想定すれば自分の生きる指針や理想が見えてきます。自分の理想に近づけるならば、それに向かって行動することが楽しくなってくるかもしれません。
まず、住み慣れた自宅で迎えたいですか、それともサービスの整った老人ホームで過ごしたいですか?
どちらを選ぶにしてもあなたには準備が必要です。次回それについて述べることとしましょう。