ママちゃんの自由帳

リハビリ専門医と言語聴覚士がより楽しい人生を送るために考えていることを綴ります

令和の結婚はお見合い結婚がいい?【医師の眼から見た老後の終活・孤独対策】結婚編

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結婚を戦略的に考えよう

こんにちは。回復期リハビリ病院で働いているノンです。
これまで病気になっても障碍者になっても老後孤独にならないで最期まで自宅でくらす方法について語ってきました。前回は職業や働き方によって相性のいい結婚相手が異なるお話をしました。
今日はそれを踏まえて結婚を戦略的に考えてみましょう。

 

お見合い結婚・婚活(非恋愛結婚)と恋愛結婚

結婚は恋愛関係から始まってそのまま結婚するとリア充でイケてる感じ、お見合いや婚活パーティーにいそしむのはモテない、さえないなどとネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃる方もいると思います。

しかしこれからの時代は恋愛結婚よりもお見合い結婚・婚活パーティーのような非恋愛結婚のほうがいい結婚ができるかもしれません。

 お見合い結婚・婚活(非恋愛結婚)のメリット

お見合いや婚活パーティーのような非恋愛結婚は恋愛感情がありませんから条件から入ります。つまり自分の理想的な生活の手段を手に入れるための条件を付けていけばいいのです。

一方、恋愛結婚はお互いの好きという感情の盛り上がりから始まっていますから細かい結婚条件を聞くことは野暮と考える方が多いでしょう。
結婚条件のすり合わせを行わないと結婚後の生活にミスマッチが起こる可能性が出やすくなります。

その結果結婚したために自分の理想とする生活が遠のくかもしれません。

お見合い相手にも条件があるのではないの?

もちろん自分勝手な条件を付けると誰も相手がいなくなってしまいます。相手の条件も聞かなければなりません。

でもそのことにより相手にもあなたと結婚するメリットが生じます。

その結果お互いに離れがたくなり最期孤独に陥る可能性は低下するでしょう。

 

お見合い結婚は不幸?

また非恋愛結婚だからといって愛がないとか不幸であるとは限りません。長年一緒にやっていくうちに愛情も芽生えるし幸せもあるとおもいます。

 

一説によると、お見合い結婚の方が恋愛結婚に比べて、
離婚確率が1/4とも言われています。

 

したがって老後に孤独になる確率を下げるには恋愛結婚よりお見合い結婚・婚活による結婚のほうがいいのかもしれません。


お見合い結婚・婚活(非恋愛結)=政略結婚?

そもそも恋愛結婚の歴史は日本ではそれほど長いものではありません。戦前は家父長制度のため親が決めた相手と結婚することが当たり前でした。
 家父長制度というものは家(家族)の存続・発展を目的にしています。

例えば商家ですと出来の悪い長男を切り捨て優秀な婿養子を迎えていくケースが多いようです。

武家ですと将軍様から養子をもらって後継ぎとしお家の安泰をはかったりしています。

 

言い換えると政略結婚です。政略結婚は家の存続・発展がかかっているため本人の感情だけで離婚することはできませんでした。

そのために個人単位ではさまざまなしがらみ・不幸があったことでしょう。

 

高度経済成長と恋愛結婚

しかし戦後の高度経済成長期以降、家父長制度は崩れ結婚相手は自分で見つける人が増えました。

でもその高度経済成長社会が与えた夫婦観は男は仕事、女は家庭といった画一的なものでした。

 

それでも個人レベルではこれまでの政略結婚よりは自由度を高め生活レベルを上げました。

そのため理想の結婚に求めることは個人間でそれほど大きくなりません。

結婚条件に差がない場合、結婚相手を選ぶ指標としては男女間の好き嫌いしか決め手がなくなります。

恋愛結婚に理想の生活とか条件とか言ったことは野暮に映ったことでしょう。

 

令和の結婚はお見合い婚活の復権?

でも今は共働きが主流ですし働き方、生き方も多様になっています。

そのため結婚に求める条件は一人ひとり違うといっても過言ではありません。

当然自分の理想の生活のため好き嫌い以外の条件を重要視する方もいるでしょう。

だからやぼったい結婚の条件のすり合わせの重要性が以前より増してきているのです。

そこで条件優先の政略結婚のメリットを今一度見直してみてもいいのではないでしょうか?

 

ただし昔のような家の存続安泰のためではなく自分が求める人生を生きるための政略結婚が結果的に幸せな結婚、老後につながってくるのかもしれませんね。