こんにちは、リハママです。
文化祭や学芸会の季節になりましたね。
我が家の小学生も文化祭の劇の練習に大張り切りしています。
そんな中、保護者宛に学校から「つぎはぎの衣装を用意」するようお便りが来て、母は大いに頭を悩ませているのです。
この記事では普通の服を簡単につぎはぎ(風)に見せる加工方法を書いています。
同じようにつぎはぎ風衣装で悩む方の参考になれば幸いです。
文化祭の衣装に迷走
学校からの指定は「つぎはぎ」加工
学校からのお便り
<指定>上下服にそれぞれ「つぎはぎ」の加工をして下さい。洋服の色は自由。
使う素材や小物は設定(役)に合わせて各自工夫して下さい。
補足:
*オリジナル作品、舞台は田舎。
*つぎはぎだらけの服、田んぼや麦わら帽子のかかし(これもボロの服)、ほっかむりのイラスト付き。
つぎはぎ!!!
つぎはぎって、どんなものか知っているけれど本物は見たことありません。
しかも、添付のイラストでは数箇所どころじゃなくて、どこもかしこもつぎはぎだらけ。 その上各自工夫だなんて・・・。こりゃ大変だ。
「つぎはぎ」ときたら、もんぺは使える
どうしよう・・・すぐに思いつかなかったので、ここはつぎはぎをリアルで知っているであろう世代に相談してみることにしました。
すると返ってきたのは
「昔の貧しい田舎のイメージならもんぺが便利。もんぺに穴をあけてボロっぽくしたり、布を縫い付ければ?」。
おぉー!さすが年の功。
確かにもんぺなら2~3枚布を貼れば、充分つぎはぎの服のイメージが出せます。(もんぺって分かります?これも世代が分かれそう)
はぎれは沢山持っているからあとはもんぺがあれば!と探してみましたが、
子ども用が売ってない(悲)
大人用のもんぺはあったけれど、農作業用とか汚れて良い服みたいなものではなくて、「お洒落なリラックスウェア」として売ってる。
進化したんだね、もんぺよ。
そして結構なお値段。
これを1回きりの文化祭用に子どもサイズにリメイクするのは無し。
というわけで、次の手を考えなければいけません。
もんぺを作る?
自分で作っちゃおうかな、とも考えました。
布は余っているわけだし。でも、それなりに手間隙がかかります。
いやいや、手間とか言っていられません。学校で使うもので市販されていないなら作らなければ。
どうしようかなー、と考えているうちに怪我をして一時的に手が使えなくなったのでこの線も無し。
さてどうするか。
簡単につぎはぎ風にする方法を考える
仕方ないのでシンプルにつぎはぎのことだけを考えることにしました。
(もんぺ便利だったのにな・・・←しつこい)
実際に穴が開いているところを繕う本来の「つぎはぎ・かけはぎ」ではなく、あくまでも「つぎはぎ」している風です。
あっ!ここから書くのは【けがをしているズボラ母でも出来る】いわば初心者向けの内容です。簡単な方法を調べてもなかなか見つからなくて困ったので、私なりに考えた工夫を記しておこうと思います。
同じように、にっちもさっちもいかない時に何とかつぎはぎ衣装を作らなくてはならない方(そんな人いるかな)のお役に立てればいいな。
とっても上手な方や本格的な内容を求めている方のお役には立てそうもありません、あしからず。
とにかく簡単に作りたい:針と糸も不要な作り方
はい、一番簡単な作り方です。針と糸は使いません。
必要なものは布、裁ちばさみ、布用ボンド。以上
布を適当な形・大きさに切ったら布用ボンドで服に貼り付けるだけで完成。
簡単すぎます。
この方法は
*お裁縫は無理!とにかく簡単に作りたい!
*服にがっちり布がくっついても構わない!
という人向けだと思います。
布用のボンド、乾くと結構強力なので、「学芸会が終わったらつぎはぎを剥がしたい」という方には向かないです。
ボンドの代わりに強力な両面テープで貼り付けるという方法もありますが、本番前の練習で子どもに剥がされてしまう可能性が否定できません。。。
子どもって何でわざわざお名前シールとかアイロンテープとか、しっかり貼っているものをガリガリして剥がすんでしょうね。。。
そういういたずらをしないお子さんなら両面テープもアリですね。
なみ縫いくらい出来るよーって方は、ボンドでも両面テープでもなく、針と糸を使って四隅を縫い付ければ、子どもに剥がされる心配は減り、且つ、つぎはぎ剥がすときも簡単ですね。
あと少しだけ頑張る:ミシンで布端の処理をする
上の方法は簡単だけど、ほつれが気になるよねー、と言う方。
こうやってはぎれにぐるりと一周、ほつれ止めをしてみませんか?
写真は「裁ち目かがり」という縫い方ですが、「じぐざぐ」縫いでも大丈夫。
布端処理した布だとこんな感じ。
これだけで「つぎはぎ!」って感じが増している(様に見えるのは私だけ??)
なぜか、丁寧にほつれどめをした方がほつれている風合いをかもし出せています。
もう一息こだわる!:平ゴムを使って
まだなんか物足りないときには。そう、あのつぎはぎのイラストでよく書かれる線を足してみましょう。
使うのは平ゴム。平ゴムなければ裾あげテープを半分に切ったりしても。
これもたまたま家にあったもの。前に子供服の袖上げに使ったものよりも細いです。
これを好きな長さに切って、貼るか縫うかすると
こうなる。
THE・つぎはぎ
漫画でこういうつぎはぎ、みたことある。
平ゴムも裾あげテープも初めから太さがあるので、糸と針で何往復もぐるぐる縫うより楽チン。
これなら舞台の上にいても、遠目からでもつぎはぎが分かりやすいですね。
使う布で印象が変わる
最後に、布による印象の違いについて参考までに載せておきます。
昔の日本、農村、かかし、貧しさを表現するなら
役柄や学校からの指定が上記のキーワードであれば、上に書いたようなTHE・つぎはぎでいきましょう。いわゆる、「つぎはぎらしいつぎはぎ」です。
無地や和柄、大人しめの布を使うと雰囲気が出ます。
このくらいの柄でも大丈夫。
大人しい布も沢山組み合わせると、なぜかどんどんお洒落なパッチワークへと寄っていくので多色使いには注意。
おしゃれさ、かわいらしさ等の印象を含んでも良い場合
同じつぎはぎでも、明るい色や華やかな柄の布を使用すると、元気さや前向きな性格、愛らしいキャラクターを表現するのにも役立つでしょう。
これもまた沢山の種類の布を使うとパッチワーク感が増します。
パッチワークだってつぎはぎなのにね。。。
布選びで注意すること
布を選ぶときに頭の片隅にでも入れておくといい注意点は、
役にふさわしくない場合、改良(やり直し)を求められる場合があるということ。ヒエー。
例えばポップな花柄を載せたこの写真だと、つぎはぎらしさは薄らいで、どちらかというとアップリケ??
ポッケだけ付け替えているんだ、おしゃれだね、みたいな。
繕いながら何年も着ています(うちには3ドル9セントしかないんだ・・・晩御飯どうしよグスン)っていう衣装ではないですね。
古典的なつぎはぎが求められているときにはふさわしくないでしょう。
それはどの程度の完成度を求められているのか、要求水準にもよると思いますが、やり直しになってしまった先輩ママたちの経験談を聞いた私はガクブルでした。(ある方は時代劇にキャラクター布を使用したそうです。指定の色に合うものがそれしかなくダメ元で。)(またある方は、動作を妨げる位置だったとかで付け直しになったそう。)
念のため、台本をチェックしておくと安心です。
再提出なんて辛い。どうか皆さんもお気をつけを。
以上、簡単につぎはぎ風にする方法でした。